PEKOLELA

2022年9月1日

【ぺコラー紹介 うたう】人生息詰まった?ならぜひ八雲に!!

自己紹介

初めまして、北海道教育大学函館校2年目の加藤謡(うたう)です。国際地域学科の地域政策グループに所属していて、福祉学や経済学など全般的に学びながら主にまちづくり、地域振興のような人々の暮らしに関わることを研究しています。今回は地域政策ボランティア実習という大学の授業の一環で八雲町のペコレラ学舎に10日間滞在させていただきました。

ペコラーになったきっかけ

ペコレラを知ったのは、大学でのボランティア実習の報告会でした。もともと長期滞在をしての実習とボランティア活動に興味があり、履修登録しました。

もともと将来の夢が決まってなく、大学でも友達は「学校の先生になりたい」、「留学したい」など夢ややりたいことが決まっているなか、「なにかしなきゃ!」という焦りがありました。

そんな漠然とした理由で実習に参加しようと考え、実習先に悩んでいた時に紹介されたのがこの八雲町のペコレラ学舎さんでした。

自身のやりたいを実現できる自由度の高さ自然の豊かな場所で生活できるといった要素からペコラーとして実習に参加しました。

ペコレラでの活動を通して

今回の実習の大きな目標は8月13日開催のペコレラ学舎での夏祭りのお化け屋敷作成でした。当初、何をするかは自分たちで決めるものだと思って実習先に行きましたが、着いて初めてお化け屋敷を作ることになり驚きと少しほっとした部分がありました。自分たちで決めなくいいんだって。かなり矛盾しているのは自覚しています(笑)

そんな状況で始まったお化け屋敷づくり。最初の作業はお化け屋敷に使う教室の中にある木材運び。教室を満たす切り出された木材の山を見たときはこれがすべてなくなるとは思いませんでした。木材といっても1つ1つが重く、大きいためメンバーでの協力が不可欠でした。今思えばこの木材運びだしの共同作業でメンバーの絆が深まったのだと思います。つらい作業の合間にテントの設営や薪割りや散歩など息抜きがあり、飽きずに作業できました。

20年の人生の中で初めて「人を怖がらせて楽しませる」をテーマに活動しました。メンバー同士でこうしたら、これがあったら怖いよねと話しながらの作業はとても新鮮で楽しかったです。お化け屋敷の基礎をなるルートを決めるなかでも、「このルートならここにロッカー置いたら怖いんじゃない?」など『考えながら作業する』を実践できました。こちらがその計画案です。

夏祭り当日、私は内装の調整やおどかし役などを主に行いました。はっきり言ってお化け屋敷は大成功!ロッカーの中からお客さんの悲鳴や怖がる声が聞こえてくるのは快感でした!キャンプに来てた子どもやスタッフの方にも入ってもらい「このお化け屋敷は怖い」と確信をもってできた自信作だけあって素直に怖がる反応はうれしかったです。

お化け屋敷の運営をしながらも、縁日や食べ物の販売など多くのことをしていろんな人とコミュニケーションが取れて最高の一日でした。

 またペコレラ学舎さんには木工室があり、道具も豊富であるためプチDIYにチャレンジしてみました。作ったものはゴミ箱です。ぺコレラで10日間生活していて施設内にゴミ箱が少ないことに気づき、何かペコレラに自分がいた証を残したいというのもあって制作に至りました。これが作ったゴミ箱です。

ペコレラ学舎での業務一環で斧やチェンソーなど扱いに注意が必要な道具を使い、道具を使うことの危険性を知りました。それと同時に道具を使いこなすことで可能性を広げることができることもわかりました。ぺコレラでの体を動かす業務を通して、動きながら考える力がついたと実感できる、そんな実習でした。

八雲町の魅力

 この実習に関わる前から八雲町のことは知っていました。札幌に遊びに行く途中のバスの休憩所として訪れ、噴火湾パノラマパークからの景色からいつか八雲に行けたらいいなと考えていました。実習先が八雲に決まったときはテンションが大変上がったことが今でも覚えています。滞在してみて八雲町の魅力的すぎるポイントを見つけたので紹介しちゃいます。

 1つ目は、住む人々の仲の良さです。実習期間中8月12日の八雲町内のお祭りに参加しました。Withコロナでみんなが楽しそうにしてて、私たちも楽しかったです。その時にすれ違う参加者がお互いに挨拶しているというシーンが何度もありました。人の住む場所が海沿いにぎゅっと固まっている人と人の距離が近い町だからこその良さだと思いました。

 2つ目は新しいものへの敏感さです。町を散策して駅近くのお店のほとんどがPay Pay をはじめとするQR決済や電子マネーなどの新しい会計機能を導入していました。新しいものへの敏感さというのは常に変化し続けることのきっかけとなるため、それが町全体として行えていることに、町としての意識の高さを感じました。

3つ目は食べ物のおいしさです。実習期間中のご飯は赤井さんが貰ってきた食材や八雲町で生産しているものを自分たちで調理して食べました。実際に調理してみると味付けが濃いかなと思うほど、食材本来の味が旨すぎて病みつきになりました。時々のお店で食べるご飯も全部おいしくてリピーターになることが確定しています。おすすめはペコレラ学舎のすぐ隣にある「レストラン 昴」です。ぺコレラに来たときはぜひ行ってみてください。そこにいる犬もとてもかわいいです。

ハーベスター八雲
ペコレラでのBBQ

おわりに

 1日が濃すぎて一瞬に感じてしまうほど楽しかった10日間でした。自分のやりたいことが見つからないから始まったこの実習でしたが、自分のこれからの人生よくするために、とても価値のあるものでした。価値あるものにできるかはこれからの自分次第ですが、ペコレラ学舎での10日間は確実にそのきっかけを作るものでした。長くなりましたが最後に、10日間一緒に過ごしたメンバー、赤井さんやりさぽん、しゅうへいさんをはじめとするペコレラ学舎で出会えた人たちすべてに最大限の感謝の気持ちを伝えたいです。

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